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ケアマネジャーの皆様へ|はりきゅう院 歩の訪問鍼灸ができること

はりきゅう院 歩(あゆみ)院長

院長:福家洋平

大阪市住吉区「はりきゅう院 歩」院長。 鍼灸・整体を軸に、姿勢・歩き方・足元のバランスから身体を整え、痛みや不調を根本改善へ導いています。 このブログでは、日常生活や運動で起こりやすい身体の悩みを、専門的かつ分かりやすく解説しています。

大阪市住吉区で訪問鍼灸を行っている「はりきゅう院 歩」は、高齢者の生活に寄り添う施術を大切にしてきました。訪問鍼灸は、ご本人だけでなく、ご家族、そして日々介護計画を支えるケアマネジャーの皆様にとっても、生活の質を大きく変える役割を担います。単に痛みを和らげるだけのサービスではなく、「動ける身体を取り戻し、その人らしい生活を続けるための支援」。それが当院が考える訪問鍼灸の本質です。

ケアマネジャーの皆様と接していると、「歩行が不安定になってきた」「立ち上がりに時間がかかるようになった」「痛みでADLが低下している」「介護負担が増えてきた」という声をよく伺います。そうしたときに、介護サービスだけでは補いきれない“身体そのものへのアプローチ”が必要となります。当院は、その空白を埋める存在として、訪問鍼灸の専門性を活かしたケアを提供しています。

住吉区を中心とした訪問エリアと柔軟な対応

訪問鍼灸は「生活の場」で施術ができることが最大の強みです。住吉区の東粉浜・帝塚山・万代・長居エリアを中心に訪問していますが、近隣区域でもスケジュール調整が可能であれば対応しています。施設・居宅のどちらにも訪問でき、利用者様の生活環境に合わせたケアを提供できます。

訪問頻度については、週3回の集中的なアプローチから、月1回の身体確認とケアまで柔軟に調整できます。状態が不安定な時期は集中的に施術し、落ち着いてきたら頻度を下げる。こうした変動にも対応できるため、ケアマネジャー様が組むケアプランにも無理なく導入できます。

生活環境で施術するからこそ見える「気づき」

訪問鍼灸が外部サービスと大きく違う点は、利用者様の“生活動線”を施術者が直接確認できることです。ベッドの高さ、椅子の位置、玄関の段差、廊下の幅、歩行の癖、立ち上がりの方向など、施設内や自宅で実際に困っているポイントは、図面や言葉だけでは見えてきません。

たとえば、立ち上がりの時に膝が痛む方であれば、どの角度で膝に負荷がかかっているのか、どの筋肉が働かず、どの部分が過剰に緊張しているのか、生活の中でその場面を一緒に確認できます。こうした“現場のリアル”を理解した上で施術すると、改善のスピードが大きく変わります。ケアマネジャー様と共有できる情報の精度も高まり、ケアプランに反映できる範囲が広がります。

医師同意書のサポートとスムーズな導入

訪問鍼灸の保険利用には、主治医の同意書が必要です。ただ、同意書は「難しそう」「手続きが多いのでは」とご家族が不安になる場面が少なくありません。当院では、同意書の流れを丁寧に説明し、ご家族が迷わないようにサポートしています。必要に応じて、提携医療機関へのご案内も可能です。

初回訪問では、身体の状態、生活環境、今抱えている不安や目標を丁寧に確認し、ケアマネジャー様と共有します。利用者様・ご家族・主治医・ケアマネジャーが同じ方向に向けるように、情報の一元化を大切にしています。

施術報告は「現場で活きる情報」にこだわる

毎月の施術報告では、痛みの変化や可動域の改善だけでなく、生活動作にどんな変化があったかを中心にまとめています。たとえば、「ベッドからの立ち上がりがスムーズになった」「廊下の歩行で左右の揺れが減った」「トイレまでの移動の不安が軽くなった」など、生活に直結する情報です。

記録は専門用語を並べるのではなく、ケアマネジャー様がプランを組み立てる際に直感的に理解できる“現場で使える報告”を意識しています。必要以上に長い文章は書きませんが、伝えるべき変化は丁寧に共有します。これはケアマネジャー様との信頼関係を深める上でも大切な役割です。

緊急連絡体制と連携力

急な体調変化、訪問スケジュールの変更、施設内の動きなど、現場では予期せぬ出来事が起こります。当院では、電話やLINEでいつでも連絡が取れる体制を整え、利用者様とケアマネジャー様に不安を残さないよう努めています。訪問鍼灸は、施術者が現場の流れを理解しているかどうかで安心感が大きく変わります。

歩が考える“訪問鍼灸の価値”とは

院長の福家は、訪問鍼灸を単なる施術としてではなく、「生活そのものを支えるための医療」と考えています。その人の生活背景を理解し、身体に触れ、変化を一緒に見つけ、必要な支援を組み立てていく。こうした積み重ねが利用者様の自信を取り戻し、ご家族の安心につながり、ひいてはケアマネジャー様の業務支援にもなります。

身体の痛みや動きにくさは、生活の質を大きく下げてしまいます。ただ痛みを減らすだけではなく、「動ける身体」を取り戻すことで、利用者様は生活の中で選択肢を取り戻します。外出の機会が増えたり、家事の一部を再開できたり、以前よりも笑顔が増えたり。その変化は、施術の結果というより“その人らしさが戻ってきた瞬間”だと感じています。

訪問鍼灸は、その人の生活を守るためのサポートです。住吉区で訪問施術を続ける中で、環境や身体を同時に整えることの大切さを実感してきました。ケアマネジャー様との連携を深め、利用者様の生活がより安定し、ご家族との時間が穏やかなものになるよう支えていきます。

介護サービスと併用することで生まれる相乗効果

訪問鍼灸は、介護サービスと競合するものではなく、むしろ併用することで効果を高める役割を担います。デイサービスや訪問介護、訪問看護などでは対応しきれない「痛み」「こわばり」「動きにくさ」に直接アプローチできる点が、訪問鍼灸の強みです。身体が動きやすくなることで、リハビリや日常動作の質が向上し、介護サービスの効果も引き出されやすくなります。

ケアマネジャー様にとっては、選択肢が一つ増えることでケアプランに柔軟性が生まれます。状態が停滞している利用者様に対して、新たな刺激や変化を加えられる点は、プラン全体を見直すきっかけにもなります。

「紹介しやすい訪問鍼灸」であるために

院長の福家が特に意識しているのは、「ケアマネジャー様が安心して紹介できる存在であること」です。施術の技術だけでなく、連絡の取りやすさ、報告の分かりやすさ、現場での立ち振る舞い、施設や居宅での配慮まで含めて、訪問鍼灸の質だと考えています。

利用者様やご家族が不安を感じないことはもちろん、ケアマネジャー様が状況を把握しやすく、説明しやすい形をつくることが信頼につながります。だからこそ、専門職同士としての距離感を大切にしながら、必要な情報は丁寧に共有します。

住吉区で見えてきた訪問鍼灸の役割

住吉区で訪問鍼灸を続けていると、高齢者の生活課題は決して一つではないことを実感します。身体の問題、生活環境、ご家族の状況、介護体制。それぞれが絡み合い、少しのズレが大きな不安につながることもあります。

訪問鍼灸は、そのズレを調整する役割を担える存在です。身体を整えることで生活が安定し、生活が安定することで気持ちが落ち着く。その循環をつくることが、結果として介護負担の軽減や生活の質の向上につながります。

院長・福家の想い

私は、訪問鍼灸を「施術を届ける仕事」ではなく、「生活を支える医療の一部」だと考えています。利用者様が自宅や施設で安心して過ごし続けられること、そのために専門職が連携し合えることが何より大切です。

ケアマネジャー様と同じ目線で利用者様の生活を考え、身体の変化を共有し、必要な支援を積み重ねていく。その関係性を築けることが、はりきゅう院 歩の強みであり、目指している姿です。

訪問鍼灸という選択肢が、ケアマネジャー様の引き出しの一つとして自然に存在できるよう、これからも現場に誠実に向き合っていきます。

▶ 訪問鍼灸の詳細はこちら

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はりきゅう院 歩(あゆみ)院長

院長:福家洋平

大阪市住吉区「はりきゅう院 歩」院長。 鍼灸・整体を軸に、姿勢・歩き方・足元のバランスから身体を整え、痛みや不調を根本改善へ導いています。 このブログでは、日常生活や運動で起こりやすい身体の悩みを、専門的かつ分かりやすく解説しています。

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